初恋が始まるとき。
「優菜ちゃん、おはよ」
エレベーター待ちしている私に堂々と腰を掴んでくるこのクソ先輩、渋谷さんに本気で手を振り払った。
「何堂々と腰を抱いてきてるんですか。セクハラで訴えるだけじゃ生ぬるいんで手もぎ取りますよ」
「佐々木の妹と思えないくらい過激なの何」
周りの目をどうしても引く渋谷さんにちょっかいを出されるだけで女性社員に目を付けられる。
本気で私は渋谷さんに興味も無いのだけど、何故か『男嫌いなんて、瑛都くんに構ってほしくてやってるだけなんじゃないの?』と思われてしまう。
こんな男に目を付けて欲しいがために演技なんてしない。
「今夜は空いてる?」
「一生空いてません」
「ええ?つれなさすぎ」
ようやく来たエレベーターに仕方なく一緒に乗り込んだが、早く離れたくて仕方ない。
男性恐怖症とかそういうのは持っていないので嫌悪感を感じるだけでまだ我慢できているが、本気でやめてほしいと切実に願っていた。
この男がモテる理由はこの男の顔。
爽やかな印象がある癖に、その裏側はどす黒い。
女遊びの癖が悪くて、飽きたらすぐに捨てると聞いたことがある。
エレベーター待ちしている私に堂々と腰を掴んでくるこのクソ先輩、渋谷さんに本気で手を振り払った。
「何堂々と腰を抱いてきてるんですか。セクハラで訴えるだけじゃ生ぬるいんで手もぎ取りますよ」
「佐々木の妹と思えないくらい過激なの何」
周りの目をどうしても引く渋谷さんにちょっかいを出されるだけで女性社員に目を付けられる。
本気で私は渋谷さんに興味も無いのだけど、何故か『男嫌いなんて、瑛都くんに構ってほしくてやってるだけなんじゃないの?』と思われてしまう。
こんな男に目を付けて欲しいがために演技なんてしない。
「今夜は空いてる?」
「一生空いてません」
「ええ?つれなさすぎ」
ようやく来たエレベーターに仕方なく一緒に乗り込んだが、早く離れたくて仕方ない。
男性恐怖症とかそういうのは持っていないので嫌悪感を感じるだけでまだ我慢できているが、本気でやめてほしいと切実に願っていた。
この男がモテる理由はこの男の顔。
爽やかな印象がある癖に、その裏側はどす黒い。
女遊びの癖が悪くて、飽きたらすぐに捨てると聞いたことがある。