初恋が始まるとき。
私が顔を逸らしている間に渋谷さんが何かを呟いた気がして、渋谷さんの方を見る。
「え、何です?」
「顔赤くなってんの可愛い」
耳元で聞こえてくる声に恥ずかしくなって渋谷さんの顔をグイッと押す。
そうした瞬間に「いてっ」と声が聞こえてきたけれどそんなことは気にしない。
今日だけで何回可愛いと言われたかも分からない。
誰にでも言う男なのだから深い意味なんてないとわかっているはずなのに、どうしてこんなに照れさせられてしまうのか。
私も前まで上手く流せたはずなのに、流せなくなってきている。
「…で、どこ行くんですか?」
「ボウリング、映画、カラオケ何がいい?他にもあると思うけど」
「歌はちょっと、ボウリングでお腹減らして思い切り食べます」
「夜もレストランで予約してるから食い過ぎるなよ」
「は?」
レストランで予約なんて初めて聞くワードに思わず唖然とした。
何でただのデートでレストランの予約なんて…。
そう問い掛けたかったが「…そうですか」と答え、前を向いた。
そんな私を見て少し笑いながら、変わらず腰に手を回しながら歩いてくる。
いつからこの人に触れられることに嫌悪感を感じなくなったのだろう。
「え、何です?」
「顔赤くなってんの可愛い」
耳元で聞こえてくる声に恥ずかしくなって渋谷さんの顔をグイッと押す。
そうした瞬間に「いてっ」と声が聞こえてきたけれどそんなことは気にしない。
今日だけで何回可愛いと言われたかも分からない。
誰にでも言う男なのだから深い意味なんてないとわかっているはずなのに、どうしてこんなに照れさせられてしまうのか。
私も前まで上手く流せたはずなのに、流せなくなってきている。
「…で、どこ行くんですか?」
「ボウリング、映画、カラオケ何がいい?他にもあると思うけど」
「歌はちょっと、ボウリングでお腹減らして思い切り食べます」
「夜もレストランで予約してるから食い過ぎるなよ」
「は?」
レストランで予約なんて初めて聞くワードに思わず唖然とした。
何でただのデートでレストランの予約なんて…。
そう問い掛けたかったが「…そうですか」と答え、前を向いた。
そんな私を見て少し笑いながら、変わらず腰に手を回しながら歩いてくる。
いつからこの人に触れられることに嫌悪感を感じなくなったのだろう。