初恋が始まるとき。
ゲームセンター内を変わらず見てまわりながら、ぬいぐるみは身体の前で抱きかかえる。
そんなに大きいわけではないけれど、私の小さなかばんには入らない。
「袋もらう?」
「いいんです。邪魔ってわけじゃないので、こいつを抱きかかえながら歩きます」
「夕飯前に車に置きに行くか」
そう言いながら他に何があるかゆっくり歩きながら見ていると、突然ぐいっと腕を引っ張られる。
何事かと驚くと渋谷さんが「あれ、撮らね?久々に」と言いながら何かを指していてそちらに視線を移す。
撮ると言っただけで大方想像はついたが、渋谷さんとの狭い空間の中で写真を撮ると言うのが恥ずかしい。
「なっ…!嫌ですよ!」
「いいじゃん。学生以来撮ってないし。こういうの無いと写真撮ってくんなそうだし」
「嫌すぎる…!」
「ぬいぐるみのお礼に」
「取ってって頼んでもないのに取って、見返り求めるとかせこい!」
そう5分ほど抵抗したが、負けてその機械の中に押し込まれた。
今時プリントシール機で撮影するのにこんなノリノリの24歳いるのか…!
偏見かもしれないけれど、こういうのって女性が撮りたくて男性が恥ずかしがったりするものかと勝手に思い込んでいた。
そんなに大きいわけではないけれど、私の小さなかばんには入らない。
「袋もらう?」
「いいんです。邪魔ってわけじゃないので、こいつを抱きかかえながら歩きます」
「夕飯前に車に置きに行くか」
そう言いながら他に何があるかゆっくり歩きながら見ていると、突然ぐいっと腕を引っ張られる。
何事かと驚くと渋谷さんが「あれ、撮らね?久々に」と言いながら何かを指していてそちらに視線を移す。
撮ると言っただけで大方想像はついたが、渋谷さんとの狭い空間の中で写真を撮ると言うのが恥ずかしい。
「なっ…!嫌ですよ!」
「いいじゃん。学生以来撮ってないし。こういうの無いと写真撮ってくんなそうだし」
「嫌すぎる…!」
「ぬいぐるみのお礼に」
「取ってって頼んでもないのに取って、見返り求めるとかせこい!」
そう5分ほど抵抗したが、負けてその機械の中に押し込まれた。
今時プリントシール機で撮影するのにこんなノリノリの24歳いるのか…!
偏見かもしれないけれど、こういうのって女性が撮りたくて男性が恥ずかしがったりするものかと勝手に思い込んでいた。