初恋が始まるとき。
その日の仕事終わり、家に帰るなり兄の姿を見つけた。
兄は塾講師として働いていて、今は付き合って何年だか忘れたけど、高校からの付き合いのある彼女とこの春から同棲している。
兄の顔を見るなり今日だけは舌打ちが出た。
「感じ悪いな!何!」
「何でいんの」
「今日は塾も休みだし、紬連れて久しぶりに2人で顔を出したところ」
紬さんがその彼女で、紬さんはキッチンでお母さんの手伝いをしていて、今日も笑顔で可愛らしい。
紬さんは遠方の大学の医学部で6年間学んでいて、この春こっちに帰ってきて獣医として小さな動物病院で勤務している。
「で、何で機嫌悪いの?」
「まじで渋谷さんどうにかしてくんない?お兄ちゃんの友達でしょ!?」
「友達だからってなんとかできるわけないだろ…」
「正論言わないでよ、怒るよ」
「相変わらず理不尽なんだよな!お前!」
兄が悪くない事なんて100も承知だけど、鬱陶しくて仕方がないからどうにかしてほしい。
お兄ちゃんや紬さんも知るほど、渋谷さんは女性好きで、紬さんに至ってはあまり多く関わりがないけれど知っている、というくらいなので本当にひどいのだと思う。
そんな男に目を付けられて本当にうんざりだ。
兄は塾講師として働いていて、今は付き合って何年だか忘れたけど、高校からの付き合いのある彼女とこの春から同棲している。
兄の顔を見るなり今日だけは舌打ちが出た。
「感じ悪いな!何!」
「何でいんの」
「今日は塾も休みだし、紬連れて久しぶりに2人で顔を出したところ」
紬さんがその彼女で、紬さんはキッチンでお母さんの手伝いをしていて、今日も笑顔で可愛らしい。
紬さんは遠方の大学の医学部で6年間学んでいて、この春こっちに帰ってきて獣医として小さな動物病院で勤務している。
「で、何で機嫌悪いの?」
「まじで渋谷さんどうにかしてくんない?お兄ちゃんの友達でしょ!?」
「友達だからってなんとかできるわけないだろ…」
「正論言わないでよ、怒るよ」
「相変わらず理不尽なんだよな!お前!」
兄が悪くない事なんて100も承知だけど、鬱陶しくて仕方がないからどうにかしてほしい。
お兄ちゃんや紬さんも知るほど、渋谷さんは女性好きで、紬さんに至ってはあまり多く関わりがないけれど知っている、というくらいなので本当にひどいのだと思う。
そんな男に目を付けられて本当にうんざりだ。