地味なカフェ店員ですが一夜の相手が社長で溺愛されています

2章 社長の告白

朝、目が覚めたとき。

すぐには、どこにいるのかわからなかった。

見慣れない天井。柔らかなソファの感触。

そして。すぐ隣に、温もりがあった。

「……起きました?」

低く穏やかな声に、はっとする。

視線を向けると、御門さんがすぐ近くにいた。

昨夜のままの距離で、私たちは寄り添うように眠っていたらしい。

その事実に気づいた瞬間、胸が一気に熱くなる。

「あ……おはようございます」

慌てて体を起こす。すると、肩から何かが滑り落ちた。

見ると、御門さんのジャケットだった。

どうやら、私たちにかけてくれていたらしい。

「冷えていませんか」

「だ、大丈夫です……ありがとうございます」

まだ少し寝ぼけたまま答えると、御門さんは静かに頷いた。
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