無自覚系お姫様、溺れるほどに愛され中

緊張の初登校でさっそくピンチ!



リオ君と登校だなんてうきうきしちゃう。このままピクニックに行きたい。


なんて気を抜いちゃダメ。
カバンに入れることができず制服の中に隠したリオ君をぎゅっと掴んだ。



高台にある学園の正門をくぐるともう何台もの車が並んでいて、中から続々とご学友が降り立っている。


私もみぞおちの辺りに腕を添え、リオ君を落とさないよう細心の注意を払いながら車を降りた。
リオ君にはしゃべらないよう口酸っぱく言ってある。よし、大丈夫。


上質なカーペットの上を歩き進めた先の玄関ホールには大きなフラワーアレンジメントがあって、その奥が昇降口。


というよりはほとんどホテルのロビーみたいな造り。その正面口にはエレベーターホールとエスカレーターがあるんだけど、今日はそれを無視した。


私のクラスは4階だけど、まっすぐ階段へと向かう。
だって階段を利用する生徒なんてほとんどいないから。


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