無自覚系お姫様は溺れるほどに愛され中
あの冬の日、私はお母さんと二人でお散歩をしたいってわがままを言った。
雪がたくさん積もって、絵本の世界みたいにきれいな日だったから特別なことをしたかっただけなの。
お母さんはお仕事があったのに、みんなには内緒だよって手を繋いで雪の上を歩いてくれた。
でも木立から飛び立つ小鳥を追おうとして車道に駆け出してしまった私のせいであんなことになって……。
あの時、あれがしたいこれがしたいなんて我を通さなければ、わがままなんか言わなければ、勝手なことをしなければ、お母さんが身代りになって事故に遭うことなんかなかった。
自分勝手なことをするんじゃなかった。
あの手を放さなければよかったって、どれだけ悔やんで泣いたかわからない。
それにいちばん辛かったのは娘を亡くしたおばあちゃんのはずだった。それなのに、ずっと笑顔でそばにいてくれたし寂しくないようリオ君までプレゼントしてくれた。
だけどお母さんの分まで私を愛してくれたおばあちゃんも翌年に亡くなってしまって、私の心はからっぽになってしまったんだ。
雪がたくさん積もって、絵本の世界みたいにきれいな日だったから特別なことをしたかっただけなの。
お母さんはお仕事があったのに、みんなには内緒だよって手を繋いで雪の上を歩いてくれた。
でも木立から飛び立つ小鳥を追おうとして車道に駆け出してしまった私のせいであんなことになって……。
あの時、あれがしたいこれがしたいなんて我を通さなければ、わがままなんか言わなければ、勝手なことをしなければ、お母さんが身代りになって事故に遭うことなんかなかった。
自分勝手なことをするんじゃなかった。
あの手を放さなければよかったって、どれだけ悔やんで泣いたかわからない。
それにいちばん辛かったのは娘を亡くしたおばあちゃんのはずだった。それなのに、ずっと笑顔でそばにいてくれたし寂しくないようリオ君までプレゼントしてくれた。
だけどお母さんの分まで私を愛してくれたおばあちゃんも翌年に亡くなってしまって、私の心はからっぽになってしまったんだ。