音を色づく
驚きながらも声がした方向へ振り向くと、少し見上げるくらいの男の子が立っていた。

かわいい系の男子でもナンパするのか、と思っていたら
男の子がくまのキーホルダーを私の目の前に出してきた。

「あぁ!」

私は驚きつつ、カバンに目をやるとキーホルダーがなかった。

「これ君のでしょ」
男の子はそう言いつつ、私の手のひらにキーホルダーをのせた。

「ありがと」
私は、ボッソとつぶやく。

ナンパと勘違いしてて恥ずかしい。
いい子そうなのにごめんなさいと内心罪悪感でいっぱいだった。

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