極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「ああ~! ママ見て、聖女のお姉ちゃんたちだよ! 近くでみたい」
「こらこら、お仕事の邪魔しちゃいけません」
「おう聖女のねーちゃん、仕事前に焼きオルモ串(ホタテ貝を甘辛く焼いたみたいなやつ)、摘まんでいかねえかい? 安くしとくぜ」
「み、見るだけ……」
「ダーメ。ポピア、行くよ」

 街人と交流しながら、活気のある通りを進んでいく。
 白い制服は目立つから、結構皆道を開けてくれてちょっと申し訳ない。こんな感じで、昼食を食べたそばから新たな食欲が湧き上がるポピアを引き連れて、医院へと急ぐ。

 途中でやっとこさ屋台への未練を断ち切ったポピアがぼやいた。

「今日はなにをやらされるのかな~。あたし、小難しいことって本当苦手。身体を動かしてる方が性に合うんだよね」

 今日の講義であれだけ他班の班長にこってり絞られた後じゃ、愚痴もでるよね。
 私はそれに合わせる形で慰めの笑みを浮かべる。
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