極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
 ちなみに私の場合、指の数で出す力の割合を調節することに決めた。
 指一本なら一割、両手の十指を開けば全力って感じで、繰り返し何度も身体に沁み込ませてる最中だ。でもこのやり方では感覚派のポピアにはぴんと来なかったみたい。

「大丈夫、またいつでも練習に付き合うから。それに目覚めたのが“布”の奇跡でよかったじゃない。あなたにぴったりの力だよ」

 そうそう、あれからポピアの奇跡もちゃんと発現していた。
 それも、布を生み出す力。聖女の奇跡自体が強い希望を元にして生まれるものだし、お店で日常的に布地に触れて来た彼女らしい能力だよね。

 講義で教わった知識によると、奇跡はそれぞれ――創造型、法則型、使役型、特殊型の四つの(タイプ)に分類される。

 この区分だと、私の紙もポピアの布も創造型の奇跡に当たる最もポピュラーなもので運がよかった。
 なにせ、あまりに影響力が強い力は、使用自体を国に制限されてしまうこともあるとか。多くの人を危険に晒すような制御しづらい力ではなく、自分の意志でコントロールできるものなので、ひと安心。
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