極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
でも、知ってるんだ。態度とは裏腹にシスターは、決して私たちを聖杖に触らせようとはしない。それは心の奥底で、孤児たちが万にひとつ幸せを掴むのを恐れているってことじゃないの……?
(シスターの目の前で聖女になってみせたら、ざまみろってなもんだけどね)
そうなればどれだけ胸がすくことやら。でも、それを願うのは宝くじ一枚握って一等三億当ててやりますって言うようなもの。バカらしいことこの上ない。
虚しい想像を打ち切り、私は素直に堂内を磨き続けた。その内に空はどんどん白み、窓の外も明るくなってくる。
(見てなさい……こんなとこ、いつか出てってやるんだから)
私はこっそり空を見上げると胸に誓った。いつまでもシスターの言いなりではいてやらない。私の人生は私のもの、やらなきゃいけないこともある。
彼女が老い、ここに預けられた子どもたちがもう少し大きくなって……私が必要なくなった時がその合図だ。私は私が――いや、この身体の持ち主が誰なのかを知る旅に出る。
(シスターの目の前で聖女になってみせたら、ざまみろってなもんだけどね)
そうなればどれだけ胸がすくことやら。でも、それを願うのは宝くじ一枚握って一等三億当ててやりますって言うようなもの。バカらしいことこの上ない。
虚しい想像を打ち切り、私は素直に堂内を磨き続けた。その内に空はどんどん白み、窓の外も明るくなってくる。
(見てなさい……こんなとこ、いつか出てってやるんだから)
私はこっそり空を見上げると胸に誓った。いつまでもシスターの言いなりではいてやらない。私の人生は私のもの、やらなきゃいけないこともある。
彼女が老い、ここに預けられた子どもたちがもう少し大きくなって……私が必要なくなった時がその合図だ。私は私が――いや、この身体の持ち主が誰なのかを知る旅に出る。