極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
ぴんときた通り、彼女は先日助力してくれたあの店主さんの娘だった。
私は慌ててお礼を返す。
「ううん、助かったのは私の方だもの。それにごめん……お母さんが大事に育てた花の種、勝手に使わせてもらっちゃって」
「いいんです。私ではあんなこと、思いつきもしませんし。それに母も喜んでると思います。聖女であることをずっと誇りに思ってたって、父から聞きましたから」
リナさんがはにかんだ表情でそう言ってくれ、胸を撫でおろす。
にしても二代続けで聖女だなんて珍しい。尋ねてみると彼女はこう教えてくれた。どうも、何かの理由で力を満足に振るえなかった聖女は、次の世代に聖女の資質を受け継がせることがあるらしい。
何の奇跡を扱うのかも聞いてみたけど、彼女は困ったように微笑んだだけ。母親と同じものだろうし、奇跡を見いだせていないということもなさそうだけど――。
安易に人の事情に踏み込むのもよくないかと、すぐに私は話題を切り替えた。
「あれ見て。あはは、面白いね。チーム・ポトフだって」
「ふふ、おいしそうですね」
私は慌ててお礼を返す。
「ううん、助かったのは私の方だもの。それにごめん……お母さんが大事に育てた花の種、勝手に使わせてもらっちゃって」
「いいんです。私ではあんなこと、思いつきもしませんし。それに母も喜んでると思います。聖女であることをずっと誇りに思ってたって、父から聞きましたから」
リナさんがはにかんだ表情でそう言ってくれ、胸を撫でおろす。
にしても二代続けで聖女だなんて珍しい。尋ねてみると彼女はこう教えてくれた。どうも、何かの理由で力を満足に振るえなかった聖女は、次の世代に聖女の資質を受け継がせることがあるらしい。
何の奇跡を扱うのかも聞いてみたけど、彼女は困ったように微笑んだだけ。母親と同じものだろうし、奇跡を見いだせていないということもなさそうだけど――。
安易に人の事情に踏み込むのもよくないかと、すぐに私は話題を切り替えた。
「あれ見て。あはは、面白いね。チーム・ポトフだって」
「ふふ、おいしそうですね」