極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
 ラトラさんは、彼らを含む十数人の身寄りのない若者たちと、レッドテールというグループを作っていた。ほとんどが社会のはみ出し者だとはいえ、中には計算がよくできる者や大工仕事に長けている人間もいる。

 元々、この世界の建築基準についてはそこまでしっかりしたものではないらしく……彼らは私の建てた素人住宅が住めるものか判断してもらうのにぴったりだった。

 というわけで――。

「しかし君もよくわからないな。罪を問わないと思ったら、私たちみたいなのに仕事まで斡旋して。憐みかい? それとも恩を売って何か得でも?」

 ラトラさんは間取りや柱の位置、床の分厚さなどを器具で測る仲間の仕事ぶりを見張りつつ、ちらりとこちらを見る。

「さあね」

 それに対し、私は両手を軽く上にあげ応えた。

 別に同情でも単なる気紛れでもない。強いて言うなら……う~ん、罪悪感かな。
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