極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「変なことしなかったでしょうね……!」
「そう毛嫌いしないで欲しいね。雇い主の恩人に喧嘩を売ったりはしないさ」
「ふんだ、あたしはまだ許してないから! 行こ、シーリ」

 ラトラさんはあの頬の傷をアピールするようになぞる。
 それでもポピアは納得せずに舌を出すと、強引に私の手首を掴み連れ出した。
 最後に直近の予定表をラトラさんに預け、引きずられるようにして貧民街から離れていく。

「危なっかしいよ。あんな人たちと仲良くしてさ」
「でも、皆が根っから悪い人ってわけじゃないよ。結局怪我もしてないし」
「ダメだよ! そういうのが、後で後悔の元になるんだから」

 未だに心配なのか、頭から湯気を立てポピアは私のことを怒ってくれた。
 でもそれも無駄だと悟ったのか、手を離すと話題を早々に切り替える。

「はぁ……お小言はここまでにしとこ。そういえば明日の中間表彰式、楽しみだよね~」
「ああ、そういえば……」
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