極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「――では、皆様」

 凪いだ海のように静かな。
 しかし、全てを包み込む穏やかな声で、青髪の女性が告げる。

「此度はお集まりいただき、誠にありがとうございます……。ここに、聖女会第480期・中間表彰の式典を開催いたしたく思います」

 ――ワアァァァァッ……!

 その言葉だけで会場が大きく湧き、ボルテージが最高潮に達した。
 それほどの威厳と説得性を持ち合わせた、聖女の中の聖女たち。

 それは――普段は身分だとか地位とか、高価な装飾品だとか、そんなものに心動かない私の記憶にも。

 眩く触れ難い、神の使いのような存在として刻み込まれる……!

(あれが、当代最高の聖女たち……‼)
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