極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
ケチってホットワインを作ったせいで、材料の砂糖が袋の底にちょっとだけ残ってた。それと気付かずにシスターが捨てたのを、さっきちょろまかしておいたんだよね。それを話すと、たちまち子供たちの目が輝き出す。
この恒例行事の翌日、シスターは決まって変装し街遊びに行く。その時がチャンスだ。卵や牛乳、小麦粉なんかは知り合いの農家の作業を手伝えば、なんとか融通してもらえるはず。
「約束ね! だから今日も皆のもの、畑作業頑張ってくるように」
「「はーい!」」
「ったく、姉さんはもので釣るのがホント上手いんだから」
冗談めいた私の仕草にたちまち子供たちは笑顔を取り戻し、リオンも呆れた様子で苦笑した。
ここにいる間は私が一番の年長なんだから、シスターが頼れないぶんできることをしてあげないと。あの抜け目ない婆さんに隠れてやれることといえば、ちょっと読み書きを教えたり、作業で浮いたお金で小っちゃなご褒美を与えてあげるくらいだけどさ。
「ほら、そろそろ行って。でないとシスターに怒られちゃう」
「うん。シーねえ、後で遊んでね」
そう促すと、子供たちは意気揚々と裏の畑に向かっていく。仲のいい後ろ姿を見送ると私は再び声を張り上げた。
この恒例行事の翌日、シスターは決まって変装し街遊びに行く。その時がチャンスだ。卵や牛乳、小麦粉なんかは知り合いの農家の作業を手伝えば、なんとか融通してもらえるはず。
「約束ね! だから今日も皆のもの、畑作業頑張ってくるように」
「「はーい!」」
「ったく、姉さんはもので釣るのがホント上手いんだから」
冗談めいた私の仕草にたちまち子供たちは笑顔を取り戻し、リオンも呆れた様子で苦笑した。
ここにいる間は私が一番の年長なんだから、シスターが頼れないぶんできることをしてあげないと。あの抜け目ない婆さんに隠れてやれることといえば、ちょっと読み書きを教えたり、作業で浮いたお金で小っちゃなご褒美を与えてあげるくらいだけどさ。
「ほら、そろそろ行って。でないとシスターに怒られちゃう」
「うん。シーねえ、後で遊んでね」
そう促すと、子供たちは意気揚々と裏の畑に向かっていく。仲のいい後ろ姿を見送ると私は再び声を張り上げた。