極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
『――サリー・ベルステン。前へ』
『やたっ! これからも、皆の胃袋を掴んで離しませんよ!』

 そして次に呼ばれたのは……あのチーム・ポトフでリーダーを務めていたサリーという少女だった。

 毎日のように積極的に民間に奉仕する姿勢が認められたのだという。私もしばらく彼女たちと行動を共にしたので、あの笑顔を見るとなんだかお腹が空いてくる。

 その後、名も顔もよく知らない聖女がひとりふたりと呼ばれて――最後に。

『――シーリ・アンテノア。前へ』
「……えっ⁉」

 あの青髪の乙女の口から、前触れもなくスッと自分の名が出され、ドキッと心臓が跳ねた。

 ほ、本当に今呼ばれたの、私だったかな? 
 間違いないか左右を見渡すが、他に立席者もいない。
 まさかのまさかだ、私の名前が上がるなんて……。
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