極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
 会場の盛り上がりは最高潮に達し……私は放心したような表情で、目の前で拍手喝采を上げる人々と、舞い散る色とりどりの紙吹雪を眺めていた。

 だが、この話にはささやかな続きがあって――。



 閉会後。
 私は同じく壇上に上がったミシェル班長に呼び止められる。

「シーリ、この後少し時間はありますか? あなたと話したいという御方がいましてね」
「それって……」
「ええ、この間のことについてです」

 アンジェリカのことで誰かに話を通してくれたのだ――そう思った私は、ホールの出入り口で待つポピアに向け両手でバッテンのハンドサイン。すると彼女は「おっけー」と両腕で丸を作り、退出する人混みに紛れていった。

 ふう……察しが良くて助かるな。
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