極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「彼女も困惑しているようですから。そろそろご自身の正体を明かしてさしあげては?」
「ちっ……まあいい。そこな聖女、よく聞くがいい」
彼は失礼なことに年上で騎士団長であるアルベール様に舌打ちすると、自信満々に背中を逸らして言った。
「我が口から直々に名乗りを受けること、光栄に思え。オレはデュリス・ソラス・ランシルエルト。もう分かったであろうが、世に名高き聖王国の国王、ガルベ・ソラス・ランシルエルトが第一子――。つまり、この国の第一王子であり、次期国王となるべき者だっ!」
「…………う、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ――っ⁉」
多分その時、私史上もっともハイトーンな声が天を突き抜けた。
だって、だってだよ……?
腕を目一杯伸ばせば届きそうな場所に、この聖王国で多分二、三番目くらいに偉い、とんでもない人物が立っていたら?
私、こないだタメ口でこの人と話してたよね……。こりゃ、裁判沙汰かも……?
「ちっ……まあいい。そこな聖女、よく聞くがいい」
彼は失礼なことに年上で騎士団長であるアルベール様に舌打ちすると、自信満々に背中を逸らして言った。
「我が口から直々に名乗りを受けること、光栄に思え。オレはデュリス・ソラス・ランシルエルト。もう分かったであろうが、世に名高き聖王国の国王、ガルベ・ソラス・ランシルエルトが第一子――。つまり、この国の第一王子であり、次期国王となるべき者だっ!」
「…………う、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ――っ⁉」
多分その時、私史上もっともハイトーンな声が天を突き抜けた。
だって、だってだよ……?
腕を目一杯伸ばせば届きそうな場所に、この聖王国で多分二、三番目くらいに偉い、とんでもない人物が立っていたら?
私、こないだタメ口でこの人と話してたよね……。こりゃ、裁判沙汰かも……?