極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
私はポピアを後ろに庇いつつ、鬼のような形相でこちらへと迫る侯爵令嬢と対峙する。
さっきの無茶な奇跡で、相当体力を消耗した。呼吸がおかしい……これでは、ポピアを連れて逃げられない。
「はぁ、はぁ……ポピア、起きて! 逃げるの!」
「……う、ん……」
これだけの騒ぎが起きても、未だ彼女は目覚める気配を見せない。
ポピアを背負おうとするも、今の私の力では、ぐったりした彼女を抱え起こすことも無理だ。
彼女の方も、それなりに力を消耗したのだろう……。苛立った様子のアンジェリカがゆっくりとこちらに近づいて来た。
「手こずらせてくれたわね……もういい。後始末のことも考えないといけないし、そろそろ終わらせる」
彼女のその手には、一本の灰で出来たレイピアが。その切っ先が私に向けて引き絞られ――数秒先には私の身体を貫いて燃えさしへと変えてしまうのだろう。けど……。
「う……うぅ」
さっきの無茶な奇跡で、相当体力を消耗した。呼吸がおかしい……これでは、ポピアを連れて逃げられない。
「はぁ、はぁ……ポピア、起きて! 逃げるの!」
「……う、ん……」
これだけの騒ぎが起きても、未だ彼女は目覚める気配を見せない。
ポピアを背負おうとするも、今の私の力では、ぐったりした彼女を抱え起こすことも無理だ。
彼女の方も、それなりに力を消耗したのだろう……。苛立った様子のアンジェリカがゆっくりとこちらに近づいて来た。
「手こずらせてくれたわね……もういい。後始末のことも考えないといけないし、そろそろ終わらせる」
彼女のその手には、一本の灰で出来たレイピアが。その切っ先が私に向けて引き絞られ――数秒先には私の身体を貫いて燃えさしへと変えてしまうのだろう。けど……。
「う……うぅ」