極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「た、助かりました」
「それは僕らの台詞だね。あの巨大魔物をあんなやり方で消し去るなんて。ここにいる皆や、近隣の人々……これだけ多くの王国民を君は救ったんだ。誇っていい」

 彼は私を下に降ろすと、王国式の敬礼を向けた。他の聖騎士たちも、それに倣う。

「わ、私だけの功績じゃありませんから! 魔物を勇気をもって喰い止めた全員が称えられるべきです! ね、ポピア、マール様!」

 恥ずかしがった私は慌ててふたりの方を振り返ったが……そこでは。

「……うっぷ、目が回って……」
「うえぇ……あんまりだよぉ。助かったのはいいけどこの薬、なに? 苦いし、髪も服もべっちゃべちゃ……」

 四つん這いで吐き気を堪えるマール様と、薬塗れでお化けみたいな状態になったポピアの姿が……。せっかく王国の一大事を解決したって言うのに、これじゃ格好がつかないよ……。

「ぷっ……あは、あはははははっ……!」
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