極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
 そこで。地面まで十数メートルといったところか、マール様の操る杖からふっと光が消え。
 浮力が保てなくなった私たちは三者三様の形で墜落する。

 けれど、どうにか――。

「お前たち、頼むぞ!」

 ――マール様は騎士たちの広げたテントの上に。

「ちょっ……それはないってぇ! うぎゃあ!」

 ――ポピアは治療チームの誰かが生み出した巨大な薬壺の中に飛び込み。

 そして私は――。

「よっと……功労者のお帰りだな!」

 なんと、落下する途中で横抱きにされてしまった。
 私だけ特別扱いで申し訳ないような気がするが、笑顔で迎えてくれたアルベール様に身体を預ける。
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