極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「――⁉ どうしたのシーリ」
「…………え」

 そこでポピアが微かに驚きの声を上げ、周りの視線がこちらへと向く。

 無理もない。
 なにせ――私の両目からは意識もしないのに、とめどなく涙が溢れていて。

(……止まらない。どうして)

 次から次へと頬を滑り落ちる涙をどうにかしなければと思いながら。
 私の瞳は、ひとところに惹き付けられてしまう。

 魔女帝ではなく……その脇に控え、不思議そうな顔をした男性の方に。

『きみは――』

 彼が、一瞬軽く目を見開くと同時に、口の形がそう動いた。
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