極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う

◇幕間 堕ちた花弁(ルイーゼ視点)

「――う…………。こ、ここは?」

 目覚めた私は、まず自分が何者であるかを確認しなければならなかった……。気を失う前に背中から受けた爆発のような衝撃はそれほど大きく、記憶が残っているか不安だったのだ。

 そうだ、私――金盞花の乙女ルイーゼ・ラフィーメは……。
 魔女帝を魔帝国内へと送り届ける最中、帝国兵たちに待ち伏せされ……油断した隙にヴィーナに背後から攻撃され、気を失った。

 重大な任務を、任されたのに……。どうにかして、戻らなければ――。
 身体を起こす際に、キイ、キイと耳障りな音が鳴る。
 手のひらに感じるこの冷たく滑らかな感触は……。

「……鳥……籠?」

 どうやら寝かされていたのは、金属製の円い土台の上……。それも鎖で上からつられた不安定なもので……周りを見れば上部に向けて一箇所で繋がる太い鉄柵が、何本も立ち並ぶ。
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