極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
6・いくつかの出会い
王国中の聖女達が集まる大聖殿。その建物内に足を踏み入れ、早速受付にいた係員の案内を受けた私、だったのだが……。
(しかしこの聖女会本部、広すぎるー!)
すでに道に迷い、頭を抱えている状況だ。
どうやらこの後、すぐ新規入会聖女向けの説明会があるらしく。
細々とした備品と共に真新しい制服を受け取り、着替えるように言われて意気揚々と更衣室へと向かった――まではよかったのだけど。
……ない。どこをどう見ても、らしき扉など存在しない。
「そうだ、戻って道順を聞こう。……あれ、ど、どっち?」
振り返って数歩進んだところで、私はさっと顔を青くした。
この建物、白を貴重とした荘厳な内装で余計な装飾品がついておらずとても美しいのだが……。ゆえに、特徴が非常に掴みづらい。
とてつもない広さ+左右同じ景色というコンボは、方向オンチな私にとって異様な恐怖を与えた。これがただの観光ならまだしも、新人説明会までのリミットが迫っている。早く着替えないと、とんでもないことに……。
(しかしこの聖女会本部、広すぎるー!)
すでに道に迷い、頭を抱えている状況だ。
どうやらこの後、すぐ新規入会聖女向けの説明会があるらしく。
細々とした備品と共に真新しい制服を受け取り、着替えるように言われて意気揚々と更衣室へと向かった――まではよかったのだけど。
……ない。どこをどう見ても、らしき扉など存在しない。
「そうだ、戻って道順を聞こう。……あれ、ど、どっち?」
振り返って数歩進んだところで、私はさっと顔を青くした。
この建物、白を貴重とした荘厳な内装で余計な装飾品がついておらずとても美しいのだが……。ゆえに、特徴が非常に掴みづらい。
とてつもない広さ+左右同じ景色というコンボは、方向オンチな私にとって異様な恐怖を与えた。これがただの観光ならまだしも、新人説明会までのリミットが迫っている。早く着替えないと、とんでもないことに……。