極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
(どどっ……どうしよう。大声でも出してみる?)
来るタイミングが遅すぎたのか、聖堂内は静まり返って他の入会者も見かけない。そんな中誰かに見つかるまで喚き散らすというのは、聖女のイメージにそぐわない大変恥ずかしい行為だ。諸先輩方に目を付けられても仕方がない。
でも、このまま手をこまねいて説明会に遅れてしまうことを思うと、それこそ恥。
やるしかない……怒られる覚悟で、私が大きく胸に息を吸い込もうとした時。
小さな足音がこつこつと石床に響いてくる。それは紛れもなく私の方へ近づいていて、曲がり角に靴の先が。素晴らしい、まさに天の助け!
「あ、あのっ! すみません」
駆け寄って声をかけると、その人物――オレンジ髪の少女はにっと感じのいい笑みを向け、手を上げて応えてくれた。両サイドの髪をチアのポンポンみたく丸めた可愛らしい子だ。
「やっほ~。もしかして、あなたも新しい聖女の人?」
「そう、そうです!」
来るタイミングが遅すぎたのか、聖堂内は静まり返って他の入会者も見かけない。そんな中誰かに見つかるまで喚き散らすというのは、聖女のイメージにそぐわない大変恥ずかしい行為だ。諸先輩方に目を付けられても仕方がない。
でも、このまま手をこまねいて説明会に遅れてしまうことを思うと、それこそ恥。
やるしかない……怒られる覚悟で、私が大きく胸に息を吸い込もうとした時。
小さな足音がこつこつと石床に響いてくる。それは紛れもなく私の方へ近づいていて、曲がり角に靴の先が。素晴らしい、まさに天の助け!
「あ、あのっ! すみません」
駆け寄って声をかけると、その人物――オレンジ髪の少女はにっと感じのいい笑みを向け、手を上げて応えてくれた。両サイドの髪をチアのポンポンみたく丸めた可愛らしい子だ。
「やっほ~。もしかして、あなたも新しい聖女の人?」
「そう、そうです!」