極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
上背は、アルベール様よりもさらに高いだろうか。がっしりとした体格だが、不格好というわけではなく、どこかギリシャ彫刻の男性像のように、力強さと美しさが両立しているように思えた。甘い笑みより、堅いキリッとした表情が似合う人である。
「……でかい男が珍しいか? アルベールともそう変わらんと思うが」
「あっいえ、そうじゃなくてですね……」
体は微動だにしないのにその唇がいきなり動き、私は彫像が話し出したような錯覚を受けた。幸い、今は参列者も途絶えたようで、私は遠慮しがちな小声で……少しだけ彼に気になっていたことを聞いてみることにした。
「すみません、軽々しく尋ねていいことなのかわからないのですが……。この国の魔女という人たちは、いったいどういった人たちなんですか?」
奪聖痕を刻まれた聖女が魔女となる、という事実は知ったけれど。
魔帝国の全ての魔女がそうなら、年間ものすごい数の聖女が聖王国から魔帝国送りにされていることになる。そんなことはあり得ない。
おかしいと睨んだ通り、ラエルさんは私に魔女の発祥と、帝国における魔女の定義を説明してくれた。
「……でかい男が珍しいか? アルベールともそう変わらんと思うが」
「あっいえ、そうじゃなくてですね……」
体は微動だにしないのにその唇がいきなり動き、私は彫像が話し出したような錯覚を受けた。幸い、今は参列者も途絶えたようで、私は遠慮しがちな小声で……少しだけ彼に気になっていたことを聞いてみることにした。
「すみません、軽々しく尋ねていいことなのかわからないのですが……。この国の魔女という人たちは、いったいどういった人たちなんですか?」
奪聖痕を刻まれた聖女が魔女となる、という事実は知ったけれど。
魔帝国の全ての魔女がそうなら、年間ものすごい数の聖女が聖王国から魔帝国送りにされていることになる。そんなことはあり得ない。
おかしいと睨んだ通り、ラエルさんは私に魔女の発祥と、帝国における魔女の定義を説明してくれた。