極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「苺もーらいっ!」
「あ、こらっ! はしたなズルいよポピア!」
「ボーっとしてる方が悪いんだもん。ほれ、代わりにあ~ん」

 ショートケーキに乗った大粒の苺をかっさらわれ、私はムカッとしながらもポピアが差し出して来たスプーンの上のマロングラッセをぱくついた。それを見たルイーゼ様が羨ましそうに口元を綻ばせた。

「あなたたちは本当に仲がいいわね」
「はい! 一番の友達なので!」

 ポピアは席を立つと私の肩をぎゅうっと後ろから握った。
 あっ……そういえば、彼女にあのマントのお礼を言ってなかったな。
 そんなことを考えながら、頭の上の丸っこい顔を見上げると。

「あたしの思った通り、あのマントの似合う女になったじゃない」

 にや~っとポピアは、歯を見せて笑っていた。いやいや……と自分では思うのに、ルイーゼ様はうんうんと、ミシェル班長はこくりと小さく頷き。
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