極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
 その場に参じてくれたのは国王夫妻やデュリス殿下にアルベール様、主だった臣下の方々。加えて聖女会からも三人の金盞花の乙女(私だけ「暫定」って感じだけど……)――が出そろい会議に臨むことに。

 聖王国を含むこの世界を司りし世界書――それが消滅の危機に瀕しているというのは知っての通り。

 そこで私は、ここに来るまでに整理したあの夢の内容を、改めて披露してみる。それは――。

「昨晩、夢でお告げがあったんです。原初の聖女ルシエ様から……」
「なんじゃと……!」

 どよっと――王国史にも深く刻まれしその名に……この場に居る多くの人々が色めき立つ。それから周りが求むるままに私は、夢の中に入り込んできた彼女が語った内容の詳細を明かしていった――。



 夢だ――と自覚できるのに、妙に鮮明な夢。
 現れたお洒落なチェーン付き眼鏡の老女が、にこりと微笑み私の名前を呼ぶ。
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