極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う

 ――その後、ゆっくりと時間が流れ、少しずつ色んなことが変わっていって……。

 無事着水できたとしても、大陸全土でやはり多少の被害は免れなかったよう。
 特に陸地の外縁部などでは、地形が代わったり、海洋による浸食が進み始めたりと……人が住めるよう整地するにはしばらくかかるとの見込みで……。ルシエさんの指示でそういったことを見越し、民間人を内陸へ避難させていたのが、功を奏した。

 そこから一年と少しは、ほぼその修復にかかりきりの日々。聖騎士、聖女共に各地に散らばり、被災した人民の救助、生活支援をこなす時間が続く。

 平行して、聖王国と魔帝国では、この大陸に跨る国々の今後について綿密な話し合いが行われた上、ふたつの国を統合することが決まる。

 そうして新生したのが、ランシルエルト共和国。この大陸の人々で協力し合い、一丸となって平和を維持する――その意思に周辺国家も次々と賛同を示し……共和国の規模はどんどん膨れ上がっていった。

 そして驚くなかれ。その背景には、歓迎すべき事実の発覚が。
 なんと、この星に私たち以外の居住者……星の怒りから生き残った人々の存在が確認されたのだ。
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