男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

私は答えられず、視線を逸らした。


冬真がその反応を見て、少しだけ眉を下げる。

冬「……無理しなくていい」

その言葉に、教室の空気がまた揺れた。


藤原が呆然とこちらを見る。

翔「……え、お前、生徒会と知り合いなの?」

『……寮が、同じで』


翔「え……え、生徒会がいる!?あの特別寮!?」


藤原が声を上げ、周囲がざわつく。

一気に息苦しくなった。


しまった。

言うべきじゃなかった。

< 46 / 100 >

この作品をシェア

pagetop