敗戦の姫ですが敵国の皇帝に狂おしく溺愛されて逃げられません
触れられるたびに、甘い波が静かに押し寄せてくる。
抗おうとしても、もう遅い。
「……っ」
思わず、彼の衣を掴んでしまう。
それだけで、蒼玄はわずかに目を細めた。
「離れるな」
低く、静かに命じる。
「俺のそばにいろ」
その言葉は、優しさではなく――確かな、独占だった。
何度も繰り返される熱の中で、私は気づいてしまう。
(……止まれない)
この人から、離れることができないことを。
そして。蒼玄もまた――
「玲華……すまない。もう手放すことなどできない」
彼は決して、私を手放すつもりなどないことを。
そしてまた私の中で果てる蒼玄がいた。
「うう……くっ……」
その度に、私は蒼玄の熱い想いを受け取っていた。
抗おうとしても、もう遅い。
「……っ」
思わず、彼の衣を掴んでしまう。
それだけで、蒼玄はわずかに目を細めた。
「離れるな」
低く、静かに命じる。
「俺のそばにいろ」
その言葉は、優しさではなく――確かな、独占だった。
何度も繰り返される熱の中で、私は気づいてしまう。
(……止まれない)
この人から、離れることができないことを。
そして。蒼玄もまた――
「玲華……すまない。もう手放すことなどできない」
彼は決して、私を手放すつもりなどないことを。
そしてまた私の中で果てる蒼玄がいた。
「うう……くっ……」
その度に、私は蒼玄の熱い想いを受け取っていた。