敗戦の姫ですが敵国の皇帝に狂おしく溺愛されて逃げられません
あの時間だけは、嘘ではなかったから。
すると――蒼玄の口元が、わずかに歪む。
「……くく」
低く、押し殺した笑い。その目が、深く細められる。
「だったら」
一歩、近づいてくる。逃げる余地など、与えない距離。
「俺の妃になればいい」
そのまま、強く引き寄せられる。
腕の中に閉じ込められる感覚。
「……っ」
息が詰まる。けれど、もう抗わない。
「一生、放してはやらぬぞ」
低く、耳元で囁かれる。それは優しさではなく――確かな、執着。
私は目を閉じた。そして、小さく笑う。
「……望むところです」
その言葉に、蒼玄の腕が、さらに強くなった。
まるで、本当に。
二度と離すつもりなどないかのように。
すると――蒼玄の口元が、わずかに歪む。
「……くく」
低く、押し殺した笑い。その目が、深く細められる。
「だったら」
一歩、近づいてくる。逃げる余地など、与えない距離。
「俺の妃になればいい」
そのまま、強く引き寄せられる。
腕の中に閉じ込められる感覚。
「……っ」
息が詰まる。けれど、もう抗わない。
「一生、放してはやらぬぞ」
低く、耳元で囁かれる。それは優しさではなく――確かな、執着。
私は目を閉じた。そして、小さく笑う。
「……望むところです」
その言葉に、蒼玄の腕が、さらに強くなった。
まるで、本当に。
二度と離すつもりなどないかのように。