恋愛はめんどくさい!
第七話 古民家の喫茶店
ここ最近は、星川先輩と二人で出かけることが多くなった。
行き先は神社やお寺、史跡などが多く、なんとなく部活動の延長みたいだった。やはり社会研究部だからだろうか、お互い興味の対象は似ていた。
そして、ある休日。
私たちは初めて、電車に乗って少し遠くへ出かけることにした。
「ここ、前から行ってみたかったんだ」
先輩がそう言って選んだのは、古い建物が残る江戸時代の城下町。観光地化されてはいるが、休日は人で溢れるというほどではなく、落ち着いた場所らしい。
こういった場所を選ぶのも先輩らしいと思った。
場所は、二人の家の近くのターミナル駅から、電車で一時間ほどだった。
駅を出てしばらく歩くと、古い建物が並ぶ景色が見えた。まるでテーマパークのようだが、ちゃんと人の生活感がある。
さすがに場所が場所なだけに観光客はそれなりにいたが、落ち着いて散策できるくらいにはのんびりしていた。
最初に先輩が案内してくれた場所は、古民家をリノベーションした喫茶店だった。
「この建物は江戸時代末期に建てられたものらしいんだけど、いいと思わない?」
天井に大きな梁が見える木造の建物。縁側があり、小さいけれど庭園が見える。
「こういうところ、私も好きです」
「だろうと思った」
先輩はコーヒーを飲みながら、してやったりという顔をした。その表情はまるで、クイズに正解して得意げになる小学生のようで、とても微笑ましく思えた。
行き先は神社やお寺、史跡などが多く、なんとなく部活動の延長みたいだった。やはり社会研究部だからだろうか、お互い興味の対象は似ていた。
そして、ある休日。
私たちは初めて、電車に乗って少し遠くへ出かけることにした。
「ここ、前から行ってみたかったんだ」
先輩がそう言って選んだのは、古い建物が残る江戸時代の城下町。観光地化されてはいるが、休日は人で溢れるというほどではなく、落ち着いた場所らしい。
こういった場所を選ぶのも先輩らしいと思った。
場所は、二人の家の近くのターミナル駅から、電車で一時間ほどだった。
駅を出てしばらく歩くと、古い建物が並ぶ景色が見えた。まるでテーマパークのようだが、ちゃんと人の生活感がある。
さすがに場所が場所なだけに観光客はそれなりにいたが、落ち着いて散策できるくらいにはのんびりしていた。
最初に先輩が案内してくれた場所は、古民家をリノベーションした喫茶店だった。
「この建物は江戸時代末期に建てられたものらしいんだけど、いいと思わない?」
天井に大きな梁が見える木造の建物。縁側があり、小さいけれど庭園が見える。
「こういうところ、私も好きです」
「だろうと思った」
先輩はコーヒーを飲みながら、してやったりという顔をした。その表情はまるで、クイズに正解して得意げになる小学生のようで、とても微笑ましく思えた。