皇命婚と告げた運命の伴侶に恋情を贈る
ふたりの主張にアレン様は眉間に皺を寄せ、大きく息を吐く。
「反省もせず、私の妻のせいにするとは最低だな」
「ふたりとも高貴な身分とは思えない品性の無さだな。あなた方には相応の制裁を受けていただきます。とくに王女はずいぶん好き勝手して我が国を愚弄してくださったのでね」
呆れたように肩をすくめてアレン様に近づくミクス皇太子殿下を、王女が睨みつける。
「あなた方がキラナ嬢を脅し傷つけたと侍女たちが証言してくれていますよ。どうやらずいぶん本国でひどい目に遭ってきたようですね」
そう言って、ミクス皇太子殿下は部屋の隅で女性騎士に守られるように立っている侍女たちに視線を向ける。
彼女たちは先ほど私が治療した女性たちだった。
アレン様やミクス皇太子殿下の登場、悪事の露見など想定外の事態の連続だったのか、王女は唇を悔しそうに歪め、吐き捨てる。
「こんな真似……絶対に許さない、必ず後悔させてやる! なにがメリハ族よ、偉そうに!」
「なにを……!」
「アレン、腹立たしいのはわかるが挑発に乗るな。キラナ嬢の安全と体調が最優先だろ」
王女の暴言に反応したアレン様をミクス皇太子殿下が前に立って抑え、騎士たちにふたりを逃げないよう魔術で拘束して連れて行くよう命じた。
部屋を退出するまでふたりは貴族とは思えぬ態度で叫び続け、暴れていた。
「反省もせず、私の妻のせいにするとは最低だな」
「ふたりとも高貴な身分とは思えない品性の無さだな。あなた方には相応の制裁を受けていただきます。とくに王女はずいぶん好き勝手して我が国を愚弄してくださったのでね」
呆れたように肩をすくめてアレン様に近づくミクス皇太子殿下を、王女が睨みつける。
「あなた方がキラナ嬢を脅し傷つけたと侍女たちが証言してくれていますよ。どうやらずいぶん本国でひどい目に遭ってきたようですね」
そう言って、ミクス皇太子殿下は部屋の隅で女性騎士に守られるように立っている侍女たちに視線を向ける。
彼女たちは先ほど私が治療した女性たちだった。
アレン様やミクス皇太子殿下の登場、悪事の露見など想定外の事態の連続だったのか、王女は唇を悔しそうに歪め、吐き捨てる。
「こんな真似……絶対に許さない、必ず後悔させてやる! なにがメリハ族よ、偉そうに!」
「なにを……!」
「アレン、腹立たしいのはわかるが挑発に乗るな。キラナ嬢の安全と体調が最優先だろ」
王女の暴言に反応したアレン様をミクス皇太子殿下が前に立って抑え、騎士たちにふたりを逃げないよう魔術で拘束して連れて行くよう命じた。
部屋を退出するまでふたりは貴族とは思えぬ態度で叫び続け、暴れていた。