皇命婚と告げた運命の伴侶に恋情を贈る
思いがけず想いを通じ合わせた私たちは、少しの間幸せな余韻に浸っていた。
そこへ治療院へ来ないのを心配したトルン医師たちがやってきた。
アレン様は我に返ったように顔を引き締め、慌てて私の症状を確認し、トルン医師に説明していた。
そのまま治療院へ移動し、母の薬を使った治療を受けた私は大事を取って、城内のアレン様の私室で養生する運びになった。
念のため、トルン医師が母の薬を治療院に少し置いてくれていたのが功を奏した。
アレン様は長い時間付き添ってくれていたが、事件の事後処理に何度も騎士団や城の事務官などが訪問しており、仕事に戻ってほしいと告げた。
怪我をしていた侍女たちはしばらく城内で療養し、その後については本人の希望を聞き、両国で対応を決める予定だそうだ。
ミクス皇太子殿下の執務室で作業し続けているアレン様が無理をしていないか心配になる。
自分が事件を引き起こす原因となってしまい、申し訳なさが募る。
自分自身の負傷と治癒力の大量消費が重なって疲弊していたが、重症ではないので翌日には起き上がり、公爵家に戻るべきではと思案していたところ、思わぬ来客があった。
「はじめまして、トゥーイッラ魔術騎士団長夫人。ご体調はいかがですか? 先日は妹が危ないところを助けていただき、本当にありがとうございました。お礼を申し上げるのが遅くなって大変申し訳ございません」
そこへ治療院へ来ないのを心配したトルン医師たちがやってきた。
アレン様は我に返ったように顔を引き締め、慌てて私の症状を確認し、トルン医師に説明していた。
そのまま治療院へ移動し、母の薬を使った治療を受けた私は大事を取って、城内のアレン様の私室で養生する運びになった。
念のため、トルン医師が母の薬を治療院に少し置いてくれていたのが功を奏した。
アレン様は長い時間付き添ってくれていたが、事件の事後処理に何度も騎士団や城の事務官などが訪問しており、仕事に戻ってほしいと告げた。
怪我をしていた侍女たちはしばらく城内で療養し、その後については本人の希望を聞き、両国で対応を決める予定だそうだ。
ミクス皇太子殿下の執務室で作業し続けているアレン様が無理をしていないか心配になる。
自分が事件を引き起こす原因となってしまい、申し訳なさが募る。
自分自身の負傷と治癒力の大量消費が重なって疲弊していたが、重症ではないので翌日には起き上がり、公爵家に戻るべきではと思案していたところ、思わぬ来客があった。
「はじめまして、トゥーイッラ魔術騎士団長夫人。ご体調はいかがですか? 先日は妹が危ないところを助けていただき、本当にありがとうございました。お礼を申し上げるのが遅くなって大変申し訳ございません」