皇命婚と告げた運命の伴侶に恋情を贈る
イスズ様は魔術騎士団に所属しており、アレン様の直属の部下で火の魔術が得意だそうだ。

イスズ様は王女の護衛兼付き添いに任命されていたが、この一件で王女はグリナダ王国に強制送還されるそうだ。

私を傷つけた件は重く、許しがたいと皇帝陛下や各大臣たちとの会議で決まったらしい。

早速グリナダ王国に正式な文書通達を行い、送還日程などを決定する見通しだという。

さらに保護協会も動き、グリナダ王国がメリハ族を軽んじていないか詳細な調査に踏み切る動きが出ているという。

式典は半月後に迫っているが、予想以上に波紋を広げている今回の件を重く見て、延期が決まった。

日程は一連の騒動の収束はもちろん、ほかの行事との関連も鑑み、改めて話し合われるという。

グリナダ王国以外の来賓たちがまだ自国を出発していなかったのが、不幸中の幸いだった。

アレン様は自身が私の護衛を引受けたがっていた。

そして心配だからと皇城への登城など人目に私をさらすのを極力渋っていたため、今回イスズ様がアレン様に黙ってミクス皇太子殿下に許可を取り、強引に動いたという。

勝手な真似をして申し訳ないと謝罪され、逆に慌てる。

気楽に接してほしいとお願いすれば、嬉々として了承してくださった。

私を名前で呼んでいいか尋ねられ、自身も名前で気安く呼んでほしいと言われた。
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