皇命婚と告げた運命の伴侶に恋情を贈る
私をうつぶせにしたアレン様は私の背骨に沿うように口づけ、背後から抱き込みながら胸を指先で弄ぶ。

複数の場所からの攻めに体が汗ばみ、荒い息が漏れる。

そのまま長い指先を私の秘められた部分を掠めるように撫でる。

驚きと小さな怖れでビクリと肩が跳ね、腰が引く私をあやすように耳を甘噛みされる。


「……大切に、するから。怖がることは決してしない」


整わない息の中、色香を纏わせた声で宥められ、小さくうなずく。

彼に傷つけられるなんて思っていない。

ただ未知の世界にほんの少し怖じ気づいているだけ。

伝えたいのに、次々訪れる未知の感覚に余裕がなく、うまく声が出せない。

私の反応を窺いながら、彼は私の秘められた部分に触れ、ゆっくり先に進む。


「……つらくないか?」


私の体を反転させ、優しくほぐしながら尋ねる。

痛まないようにと慎重に進める優しさが胸をうつ。

汗ばみ、荒い息づかいと情炎の潜む目はそのままに、私の反応を優先する姿に愛しさがさらに募る。


「大丈夫……アレン様……愛して、います」


緊張と快感の波に揺られ、力の入らない両腕を上げる。

そっと目の前の首にすがりつけば、彼が息をのむ音が聞こえた。

そのまま強く抱きしめられ激しく口づけられる。


「一生、俺の傍にいて」


懇願するような声にうなずいた途端、彼が慎重に私の中に入ってくる。

私への負担を気にする彼の頬を引き寄せ、口づける。

体の奥深くに愛しい人を受け入れる幸せに涙があふれる。

これ以上ないくらいに密着し、腰が重なるたび、彼への想いを再確認する。

そして自分の体がなにか温かなものに包まれ、変化していくのを感じた。


「キラナ」


端整な容貌を甘く崩した彼に名前を呼ばれた瞬間、ひと際深くつながり、目の前が淡い光ではじけた気がした。
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