皇命婚と告げた運命の伴侶に恋情を贈る
7.伴侶の意味
互いの心と体が結ばれた夜から、アレン様は休暇を取った。

一緒に過ごせるのはとても嬉しいが、今は様々な問題が噴出しており、責任ある立場のアレン様が長い間不在で良いのか心配になる。

けれど確認するたびに、結婚の記念にふたりきりで外出や旅行にも行けていないのだから気にしなくて良いと一蹴される。

それでも食い下がれば、皇城からの急ぎの文書などには目を通して指示対応していると教えてくれた。

なので、少しの間だけでもふたりきりで過ごしたいと懇願され、彼を想う私は強く出られず、甘く抱かれてしまう。

一緒に暮らして数カ月が経過しているが、これほど長くともに過ごすのは初めてだ。

すぐ隣にいてくれるアレン様はやはりとても思いやり深く、優しい。

食事の世話もなにもかも嬉々として行い、夜中に目が覚めれば温かな腕であやすように抱きしめてくれる。

薬の件で倒れたときも至れり尽くせりでお世話をしてもらっていたが、今はそれに輪をかけて甘やかしてくれている。

そんな生活を四日ほど過ごしたとき、イスズ様が公爵邸にやってきた。

どうやらそろそろ出勤するようにとの催促の直談判のようだ。

直属の部下で幼馴染み、優れた技術と実力もある。

イスズ様に、アレン様説得の白羽の矢が立ったそうだ。
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