皇命婚と告げた運命の伴侶に恋情を贈る
「結婚休暇を一週間ほど取得するのは普通だろ」
執務室のソファで私の隣に腰掛けたアレン様は不機嫌さを隠しもせず、向かい側に座るイスズ様に冷たく言い放つ。
来訪連絡を受け、断ろうとする彼を促すのは骨が折れた。
最終的に話を聞かなければ、ミクス皇太子殿下が私を皇城に登城させる予定だと言われ、渋面を浮かべながらも渋々受け入れた。
そして私も一連の事件の関係者として同席している。
「時期が時期なんだから仕方ないでしょ。私だってキラナさんに会うならまだしもアレンに会いたいわけじゃないの」
イスズ様はアレン様に怯みもせず言い返す。
「わかっている。手短に報告してくれ」
うなずいたイスズ様が話し出す。
グリナダ王国は王女の非礼は認めて詫びながらも、強制送還は重すぎると訴えているそうだ。
さらに内政干渉ではないが、縁者としてトゥーイッラ現公爵夫人の謹慎や離縁なども同様に重すぎると意見しているという。
「ずいぶん見くびられているな。甘いうえ、馬鹿馬鹿しすぎる考えだ」
眉間に皺を寄せ不機嫌を露わにしたアレン様が低い声で告げる。
「ミクス殿下も同意見で即座に抗議の文書を送ったわ」
「そもそもグリナダ王国側が強く出られる立場ではない。有無を言わさず国境側まで送り返せばいいだけだろ。迎えが来なくとも関係ない」
「外交問題になるからダメなんでしょ。グリナダ王国側もそれをわかってのらりくらり交わしているみたいだし……よくわからないのよね」
執務室のソファで私の隣に腰掛けたアレン様は不機嫌さを隠しもせず、向かい側に座るイスズ様に冷たく言い放つ。
来訪連絡を受け、断ろうとする彼を促すのは骨が折れた。
最終的に話を聞かなければ、ミクス皇太子殿下が私を皇城に登城させる予定だと言われ、渋面を浮かべながらも渋々受け入れた。
そして私も一連の事件の関係者として同席している。
「時期が時期なんだから仕方ないでしょ。私だってキラナさんに会うならまだしもアレンに会いたいわけじゃないの」
イスズ様はアレン様に怯みもせず言い返す。
「わかっている。手短に報告してくれ」
うなずいたイスズ様が話し出す。
グリナダ王国は王女の非礼は認めて詫びながらも、強制送還は重すぎると訴えているそうだ。
さらに内政干渉ではないが、縁者としてトゥーイッラ現公爵夫人の謹慎や離縁なども同様に重すぎると意見しているという。
「ずいぶん見くびられているな。甘いうえ、馬鹿馬鹿しすぎる考えだ」
眉間に皺を寄せ不機嫌を露わにしたアレン様が低い声で告げる。
「ミクス殿下も同意見で即座に抗議の文書を送ったわ」
「そもそもグリナダ王国側が強く出られる立場ではない。有無を言わさず国境側まで送り返せばいいだけだろ。迎えが来なくとも関係ない」
「外交問題になるからダメなんでしょ。グリナダ王国側もそれをわかってのらりくらり交わしているみたいだし……よくわからないのよね」