皇命婚と告げた運命の伴侶に恋情を贈る
疲れたようにイスズ様はため息を吐く。
「そんな状況だからアレンは早く仕事復帰するようにとミクス殿下からの命令よ。キラナさんには本当に申し訳ないのだけど」
イスズ様の言葉に慌てて首を横に振る。
国を巻き込んだ大変なときに勝手はできない。
「この件が片づいたら是非我が家に遊びに来て。妹もあなたに会いたがっているし、色々お話もしたいから。よかったら宿泊してほしいくらい」
「勝手に誘うな。俺との予定が一番に決まっている」
「なんでアレンの許可がいるのよ。狭量かつ束縛の激しい男は嫌われるわよ。キラナさんにはキラナさんの意思があるんだから」
呆れたように口にするイスズ様をアレン様が睨む。
「そんなつもりはないし、キラナが行きたいなら……構わない。ただし送り迎えは俺がする」
「アレン様、ありがとうございます」
礼を告げる私にアレン様が眦を下げる。
「そうそう、キラナさんはやっと出会えた運命の伴侶なのよ、大切にしなくちゃ。私にも運命の人がいないかしら」
「イスズはメリハ族の血縁じゃないだろ」
「メリハ族の運命の意味じゃなくて、政略的な意味を含まず、お互いを想い合える相手に出会いたいの。決められた道ではなく、自分で心から想う人と巡り会って関係を築きたい。ありのままの今の私を見て好きになってほしい」
少し寂しそうな表情を浮かべて話す姿が、以前に見かけた様子に重なる。
「そんな状況だからアレンは早く仕事復帰するようにとミクス殿下からの命令よ。キラナさんには本当に申し訳ないのだけど」
イスズ様の言葉に慌てて首を横に振る。
国を巻き込んだ大変なときに勝手はできない。
「この件が片づいたら是非我が家に遊びに来て。妹もあなたに会いたがっているし、色々お話もしたいから。よかったら宿泊してほしいくらい」
「勝手に誘うな。俺との予定が一番に決まっている」
「なんでアレンの許可がいるのよ。狭量かつ束縛の激しい男は嫌われるわよ。キラナさんにはキラナさんの意思があるんだから」
呆れたように口にするイスズ様をアレン様が睨む。
「そんなつもりはないし、キラナが行きたいなら……構わない。ただし送り迎えは俺がする」
「アレン様、ありがとうございます」
礼を告げる私にアレン様が眦を下げる。
「そうそう、キラナさんはやっと出会えた運命の伴侶なのよ、大切にしなくちゃ。私にも運命の人がいないかしら」
「イスズはメリハ族の血縁じゃないだろ」
「メリハ族の運命の意味じゃなくて、政略的な意味を含まず、お互いを想い合える相手に出会いたいの。決められた道ではなく、自分で心から想う人と巡り会って関係を築きたい。ありのままの今の私を見て好きになってほしい」
少し寂しそうな表情を浮かべて話す姿が、以前に見かけた様子に重なる。