皇命婚と告げた運命の伴侶に恋情を贈る
大きな衝撃が体を襲うだろうと予測していたのに、なぜかいつまでもやってこない。
それだけではなく、攻撃を受けたはずなのに痛みも感じない。
さすがに不思議に思って恐る恐る目を開ければ、私は大きな水球のようなものに包まれていた。
驚いて周囲を見回せば、魚が泳ぎ、藻が漂っている。
どうやら私は水の中にいるようだった。
水球の中から見上げるも、水の揺らぎしか目に入らない。
この場所はずいぶん深いのだろうか。
それにしては周囲は綺麗な澄んだ水が満ちていて、とても明るい。
「……どういう、こと? 私は、崖から落ちて……ここは死者の世界なの?」
そもそも水中で呼吸ができているのが現実的ではなく、思わずつぶやく。
するとどこからか優しい声が聞こえてきた。
『違いますよ、キラナ。あなたは生きています。そしてここは魔湖の中です』
ふわりと白く光り輝く球体が私の目の前に現れる。
『驚かせてごめんなさい、私は魔湖の主です。私に実体はないのであなたに見えやすいようこの形をとっています』
「魔湖の主……ですか? もしかしてあなたが私を助けてくださったのですか?」
『ええ、いくら運命の伴侶を助けるためとはいえ、無茶をしすぎですよ。怪我は治しましたが、さすがにあの高さから落下すれば助かりません。私が下にいるときで良かったものの、お気をつけなさい』
まるで母親のように注意され、反省し謝罪する。
もちろん助けてもらった礼も丁重に告げる。
それだけではなく、攻撃を受けたはずなのに痛みも感じない。
さすがに不思議に思って恐る恐る目を開ければ、私は大きな水球のようなものに包まれていた。
驚いて周囲を見回せば、魚が泳ぎ、藻が漂っている。
どうやら私は水の中にいるようだった。
水球の中から見上げるも、水の揺らぎしか目に入らない。
この場所はずいぶん深いのだろうか。
それにしては周囲は綺麗な澄んだ水が満ちていて、とても明るい。
「……どういう、こと? 私は、崖から落ちて……ここは死者の世界なの?」
そもそも水中で呼吸ができているのが現実的ではなく、思わずつぶやく。
するとどこからか優しい声が聞こえてきた。
『違いますよ、キラナ。あなたは生きています。そしてここは魔湖の中です』
ふわりと白く光り輝く球体が私の目の前に現れる。
『驚かせてごめんなさい、私は魔湖の主です。私に実体はないのであなたに見えやすいようこの形をとっています』
「魔湖の主……ですか? もしかしてあなたが私を助けてくださったのですか?」
『ええ、いくら運命の伴侶を助けるためとはいえ、無茶をしすぎですよ。怪我は治しましたが、さすがにあの高さから落下すれば助かりません。私が下にいるときで良かったものの、お気をつけなさい』
まるで母親のように注意され、反省し謝罪する。
もちろん助けてもらった礼も丁重に告げる。