皇命婚と告げた運命の伴侶に恋情を贈る
『あなたの痣はずいぶん濃いので心配不要です。想いが通じ合った最近は痛みがないでしょう?』


「では……私が、彼を身勝手な私の運命に巻き込んで縛りつけたのではない……?」


『ええ、むしろ彼があなたを選び、自分から離れないよう強く望んだというのが正解です』


迷いなく言い切られ、胸のつかえが取れた気がした。

安堵で胸がいっぱいになり、この想いを押し殺さず、消さなくてよいのだと幸せな気持ちがあふれ出す。


『誤解も解けたところでそろそろ戻りなさい。あなたの相手が心を失いそうです。どうかメリハ族の仲間を助けてください』


「はい、助けていただき、色々教えてくださってありがとうございます」


『どうかあなたの運命の相手の深い愛をもう少し信じてあげてください。また、いつかお話しましょう』


淡い光がどんどん大きくなり私を包み込む。

あまりの眩しさに目を閉じたとき、近くで水が跳ねる音がした気がした。
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