皇命婚と告げた運命の伴侶に恋情を贈る
アレン様とともに畑に向かい、作業を終える。
と言っても、ほとんどをアレン様が引受けてくださっていた。
「お腹が張ったりしていないか?」
「大丈夫ですよ」
そっと私のお腹に大きな手を当てている彼に答える。
今、私のお腹の中には新しい命が宿っている。
誕生式典のすぐ後に体調不良が続いたため、判明し、私たちは幸せに包まれていた。
アレン様は妊娠がわかった日からずっと私以上に私の体を心配し、これまで以上に過保護になり、気にしてくれている。
トルン医師にも積極的に質問し、診察を受けるときはできる限り付き添ってくれている。
「産まれた後、キラナと赤ちゃんの体調が落ち着いたら、一緒に辺境伯邸に行っておふたりに報告しよう」
「はい」
優しい提案にうなずく。
「……その後に、俺たちの結婚の祝いもきちんとしよう」
「え?」
「急ぐつもりはない。何年先になってもいい。俺たちの結婚は慌ただしかったから……キラナさえよければ内輪でも、温かな結婚式を赤ちゃんと一緒に挙げたい。俺の我がままだ」
お腹から手を離した彼が私の左手を取り、薬指に口づける。
と言っても、ほとんどをアレン様が引受けてくださっていた。
「お腹が張ったりしていないか?」
「大丈夫ですよ」
そっと私のお腹に大きな手を当てている彼に答える。
今、私のお腹の中には新しい命が宿っている。
誕生式典のすぐ後に体調不良が続いたため、判明し、私たちは幸せに包まれていた。
アレン様は妊娠がわかった日からずっと私以上に私の体を心配し、これまで以上に過保護になり、気にしてくれている。
トルン医師にも積極的に質問し、診察を受けるときはできる限り付き添ってくれている。
「産まれた後、キラナと赤ちゃんの体調が落ち着いたら、一緒に辺境伯邸に行っておふたりに報告しよう」
「はい」
優しい提案にうなずく。
「……その後に、俺たちの結婚の祝いもきちんとしよう」
「え?」
「急ぐつもりはない。何年先になってもいい。俺たちの結婚は慌ただしかったから……キラナさえよければ内輪でも、温かな結婚式を赤ちゃんと一緒に挙げたい。俺の我がままだ」
お腹から手を離した彼が私の左手を取り、薬指に口づける。