皇命婚と告げた運命の伴侶に恋情を贈る
「これから、ですか? キラナ様は?」
「休ませておくように……ああ、そうだ」
ギルハンとの会話でなにかを思い出したのか踵を返し、私の耳元でささやく。
「今夜は初夜だ、できるだけ早く戻る」
低く色香のこもった声で告げられて息をのむ。
ドクンドクンと心臓が壊れそうな音をたてた。
「結婚の〝大切な目的〟だからな」
紫色の目に射貫かれ、心が大きく揺さぶられる。
震える指をギュッと強く握りしめ、視線を下に向けた。
「返事は?」
ヴェールの隙間から頬を長い指で触れられて、肩がびくりと跳ねた。
「……お待ち、しております」
「ボルト、花嫁を部屋に」
命令だけを残し、振り返りもせず去って行く。
「休ませておくように……ああ、そうだ」
ギルハンとの会話でなにかを思い出したのか踵を返し、私の耳元でささやく。
「今夜は初夜だ、できるだけ早く戻る」
低く色香のこもった声で告げられて息をのむ。
ドクンドクンと心臓が壊れそうな音をたてた。
「結婚の〝大切な目的〟だからな」
紫色の目に射貫かれ、心が大きく揺さぶられる。
震える指をギュッと強く握りしめ、視線を下に向けた。
「返事は?」
ヴェールの隙間から頬を長い指で触れられて、肩がびくりと跳ねた。
「……お待ち、しております」
「ボルト、花嫁を部屋に」
命令だけを残し、振り返りもせず去って行く。