皇命婚と告げた運命の伴侶に恋情を贈る
散歩禁止を言い渡され、一週間が過ぎた。
運命の伴侶ときちんとした魔力交換をしていないうえ、植物に直に接していないせいか体力がずいぶん落ちていた。
そのため手首の赤みはまだ完全に引かず、普段よりも治りが遅い。
食欲も落ちてきて、メアリが気をもんでいる。
何度もアレン様に伝えると言われていたが、大丈夫だからと引きとめていた。
今夜の夕食もあまり口をつけられず、体が重くなり、ソファに座り込んでいた。
すると、扉を軽くノックする音が響く。
あまりに体が怠かったため、寝ている振りをしていたが一向に止まず、仕方なく小声で返答した。
「……夕食を食べていないそうだな。具合が悪いのか?」
「平気、です。少しお昼にお菓子をいただきすぎたので、ご心配にはおよびません」
まさかのアレン様の訪問に驚き、急いで声を上げる。
「断られていて、ここ数日は菓子を出していないと聞いたが」
どうやら全部お見通しのようだ。
「入るぞ」
「お、お待ちくださ……!」
制止も虚しく、部屋に入ってきた彼が大股で室内を横切り、私のすぐ傍までやってきた。
そして私をひと目見て大きく目を見開き、慌てた様子で大きな手を額に当てた。
運命の伴侶ときちんとした魔力交換をしていないうえ、植物に直に接していないせいか体力がずいぶん落ちていた。
そのため手首の赤みはまだ完全に引かず、普段よりも治りが遅い。
食欲も落ちてきて、メアリが気をもんでいる。
何度もアレン様に伝えると言われていたが、大丈夫だからと引きとめていた。
今夜の夕食もあまり口をつけられず、体が重くなり、ソファに座り込んでいた。
すると、扉を軽くノックする音が響く。
あまりに体が怠かったため、寝ている振りをしていたが一向に止まず、仕方なく小声で返答した。
「……夕食を食べていないそうだな。具合が悪いのか?」
「平気、です。少しお昼にお菓子をいただきすぎたので、ご心配にはおよびません」
まさかのアレン様の訪問に驚き、急いで声を上げる。
「断られていて、ここ数日は菓子を出していないと聞いたが」
どうやら全部お見通しのようだ。
「入るぞ」
「お、お待ちくださ……!」
制止も虚しく、部屋に入ってきた彼が大股で室内を横切り、私のすぐ傍までやってきた。
そして私をひと目見て大きく目を見開き、慌てた様子で大きな手を額に当てた。