極上パイロットの一途な執愛
 名前を呼んだけれど、動揺で声がかすれていた。そんな私を彼が見下ろす。

「愛里が漫画を読みながら妄想してたこと全部、俺が叶えてあげようか」
「妄想してたこと全部って……っ」

 強い視線に捕らえられ息をのむ。

 魅入られたように視線をそらせずにいると、蒼真さんの整った顔が近づいてきた。

 そのまま唇が重なる。柔らかい感触に、「んっ!」と声がもれた。

 嘘、蒼真さんとキスをしてる……。

 信じられなくて体が強張る。驚いて身を引こうとすると、蒼真さんの唇が追いかけてくる。後頭部を優しく包まれ、身動きが取れなくなった。

「ん……、あっ」

 下唇を軽くかまれ、ぞくぞくと背筋が震える。それだけで気持ちがよくて、体から力が抜けそうになる。

「――かわいい」

 キスの合間にささやかれ、体の奥がきゅんとうずいた。

「そうまさ……、んん」

 蒼真さんの舌先が唇の合間をなぞり、ゆっくりと口内に入ってきた。深く差し込んだ舌先で口蓋をなぞられ、甘いしびれが背筋に走る。

「ん……、あっ」

 蒼真さんは私の口内の敏感な部分を舌先でじっくりといたぶり、甘やかすようなキスを続ける。
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