極上パイロットの一途な執愛
 甘い問いかけに声をこらえながらうなずくと、蒼真さんがはぁっと息を吐きだす。

「やばいな」

 そのつぶやきを聞いて顔を上げる。私を見下ろすその顔には、ぞくっとするほどの色気がにじんでいた。

「――理性が焼き切れそうだ」

 低い声で吐き捨てるように言う。その乱暴な口調がたまらなくセクシーで、体の奥が熱くなる。

 もしかして、このまま蒼真さんに抱かれてしまうの……?
 期待と緊張で、心臓が大きく音をたてる。

「そうまさん――……」

 彼から与えられる快感に理性を手放しかけたとき、キッチンにスマホの着信音が響いた。
 はっとして我に返る。

 どうやらカウンターに置いてあった蒼真さんのスマホに電話がかかってきたようだ。

 スマホは震え続けているのに、蒼真さんは手を止めてくれない。甘い愛撫を続けられ、「あ……っ!」と声を上げてしまう。

「そ、蒼真さん、電話が鳴ってますよ……っ!」
「無視する」
「だ、だめですよ! 出てくださいっ!」
「どうして?」
「大切な用事かもしれないでしょうっ!?」

 必死に訴えると、蒼真さんは不満顔をしながらようやく手を止めてくれた。
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