極上パイロットの一途な執愛
大学時代は航空会社に就職することを目標に努力を重ね、無事OJAに就職することができた。
OJAでは総合職や運航部など後方支援の部署を志望した社員も、最初はお客様と接する旅客部に配属される。
新人だった私はグランドスタッフとして、空港内で飛行機に搭乗するお客様をサポートする仕事をしていた。
飛行機の出発を知らせるアナウンスや、キャリーケースのタイヤが転がる音、旅行客たちの声が絶え間なく響く、国内線の搭乗口。
グランドスタッフとして現場に配属されたばかりの私は、少し緊張しながらその場に立っていた。
濃紺のジャケットにタイトスカートという制服はまだ着慣れないけれど、首もとにスカーフを巻くと、私はOJAの社員なんだという自覚がわいて背筋が伸びる。
「香坂さん」
名前を呼ばれ「はい」と返事をすると、先輩がタブレットを見下ろしながら眉を寄せていた。
「十時二十分発の熊本行きで、まだ搭乗されていないお客様がいるの。捜してきてくれる?」
私もタブレットを見て確認する。
OJAでは総合職や運航部など後方支援の部署を志望した社員も、最初はお客様と接する旅客部に配属される。
新人だった私はグランドスタッフとして、空港内で飛行機に搭乗するお客様をサポートする仕事をしていた。
飛行機の出発を知らせるアナウンスや、キャリーケースのタイヤが転がる音、旅行客たちの声が絶え間なく響く、国内線の搭乗口。
グランドスタッフとして現場に配属されたばかりの私は、少し緊張しながらその場に立っていた。
濃紺のジャケットにタイトスカートという制服はまだ着慣れないけれど、首もとにスカーフを巻くと、私はOJAの社員なんだという自覚がわいて背筋が伸びる。
「香坂さん」
名前を呼ばれ「はい」と返事をすると、先輩がタブレットを見下ろしながら眉を寄せていた。
「十時二十分発の熊本行きで、まだ搭乗されていないお客様がいるの。捜してきてくれる?」
私もタブレットを見て確認する。