極上パイロットの一途な執愛
「大好きなんですけど、実家では飼っていなくて」
「そっか。じゃあ、庭に出ようか」

 蒼真さんと一緒に立ち上がると、レオはうれしそうについてきた。



 

 芝生の綺麗なお庭に出て、ボール遊びをする。

 もともと牧羊犬で身体能力が高いコリー犬だけあって、レオは足が速くてとても機敏だ。
 犬用の弾力性のあるボールを目の前で揺らしてから投げると、あっという間に追いかけキャッチする。

「わ! レオ、すごい!」

 歓声を上げると、レオは尻尾を振りながら私のもとにボールを持ってきてくれた。その得意そうな顔がかわいくて、メロメロになりながら頭をなでる。

「おりこうだね。えらいね」

 たくさん褒められてご機嫌のレオは、『もう一回』というように私の前でおすわりをした。

「じゃあ、また投げるよ」

 そう言って、ボールをかまえる。

 何度投げてもレオは華麗にボールをキャッチして、私のところへ戻ってきた。

「楽しそうにはしゃいで、かわいいね」

 隣で見ていた蒼真さんの言葉にうなずく。

「本当におりこうでかわいいですね」
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